今年の移籍市場で誰の目にも明らかになったのは、
浦和が欲しいと思った選手は例えチームの中心選手で移籍計数に守られた若者でも簡単?かどうか分からないけど、それなりに獲得できることでした。
我が新潟については他のチームから見れば今年の勝ち組なのでしょうが、冷静に考えてみれば単に運が良いだっただけで、何時千葉の立場に経っても全然おかしくありません。(たぶんここでwとツッコミが入るでしょうが、、)
例え東北電力ビッグスワン(長い)の4万人の前で試合ができるよと狙いの選手に誘いを掛けても浦和の前では何の意味を成しませんから。やっぱり一強の前には新潟のメリットなど他のクラブとなんの差もありません。たぶんこれから毎年このシーズンになるとこんなことに頭を悩ませ続けるのでしょうね。(溜息)
でも僕はこの状態は好い事だと思ってますよ。
だって何時引き抜かれるかと怯えるより、それならば「より選手が在籍したいと思う」クラブづくりをするっていう積極的なフロントが増えてくるんじゃないかな、、と思いますから。
そういえば、今年移籍してきた深井君は会見でいった発言、
「新潟のチームコンセプトは明解だったし、自分もその中で活躍できると思ったから」を聞いて
去年の強く愉しくなろうとする新潟のサッカーは新潟以外の人たちにも案外理解されていたのだなと思いましたよ。まあそんな現場レベルのチームづくりをこれまで通り続けていけば孰れ結果も出るだろうし、たぶん毒牙からも選手を守ることになると思うのです。
ただ、まだ、それだけじゃ足りません。
本当の意味でチームに新潟に対し忠誠心というか愛を選手が持っていてくれれば尚毒牙から守る手筈になるはず。で、良いクラブになるには、、、を考えた場合、やはり重要なことは過去に学ぶことです。
そうです。
新潟にはファビという良いお手本があったじゃないですか。
ファビの場合、「新潟が好き」というのはファビだけじゃなく彼の子供達も大好きだったという話もあるようにやはり選手だけじゃなく、選手の家族が住み易い暮らしやすい町が移籍のするしないのポイントになるかもしれないですから、、、。特にサッカー選手たちって結婚する年齢が一般人より早いですし単身赴任って訳にはいかないでしょうから家族が住みいいってのは凄い重要の問題のハズ。
案外新潟がそんな町であり続けることが、アルビがいつまでもJ1の強豪チームでいられる条件になっていくのではないでしょうか。
そういえばメジャーに移籍したイチローや松坂が最終的にチーム選びのポイントとしてあげたのが家族へのサポートでしたものね。
僕はあまり教条的なことはいう人間ではないのですが、
もし本当にアルビを強くしたかったらまず自分の周りの新潟というコミュニティーを暮らすよくするところから始まるのかもしれませんよね。
前回の記事でサッカー選手に終の棲処はアリエナイとほざいた僕ですが、現実問題として安心して暮らせることがいい仕事ができる必要条件ですからね。
こう思うとJリーグの移籍によるチームの強化競争とは、Jリーグをホームに持つ都市間の「暮らし易い」競争の一面もあるんじゃないでしょうか。そう思ったら、この時期のストーブリーグって凄く面白く感じられました。(笑)
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